2013年9月27日金曜日

面倒な映画

映画には、二通りある。

エンドロールが流れて終わる映画と、それから始まる映画だ。
別な言い方をすれば、何らかのカタルシスを味わって終わる映画と、自分で気持ちの落とし所を探さないといけない映画とだ。

後者の映画の場合、観終わった後に、そのテーマや背景を調べて自分なりに考える必要が出て来る。それをしないと、なんだか消化不良のような釈然としない気持を引きずってしまう。

元来、映画は娯楽なのだから、観終わってすっきり楽しめる作品が良いに決まっている。しかし、概してそうした作品は直ぐに忘れてしまう。一方、自分で落とし所を見つけるタイプの作品は、面倒ではあるが一生の記憶に残る。

ということで、今日も面倒な作品を探している。

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